平成26年6月から基本計画策定業務をはじめて、元号が変わり令和元年に梅田台緑地が完成しました。私たちが初めて現地に足を踏み入れたときには、成人男性の腰から肩くらいの背丈がある雑草で一面覆われており、測量を行うにも見通しが利かず雑草を業者に刈ってもらって、ようやく作業が始められる状況だったことを思い出します。
当緑地公園を利用するすべての方々が使いやすくするには、どのようなレイアウトが良いのか、市役所、地元関係者、社内担当スタッフが幾度も協議をかさね決定したプランが、ほぼそのままの状態で現地に再現されたことに達成感を得ることができました。
今後、当緑地公園のコンセプトである「周辺観光の拠点」「防災拠点」「周辺住民の憩いの場」として多くの方々に利用され、この公園で遊んだ子供たちにとって楽しい思い出の場所となれば、設計者としてこれ以上の喜びはありません。